flow 淡路瓦ができるまで
Flow 淡路瓦ができるまで
淡路瓦の一連の工程を、原土(原料となる土の採掘)から完成まで、どのようにして製造しているかを詳細に記載しております。
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01. 原土
約400年前から瓦の製造が行われてきた淡路島では、瓦に適した良質な土が多く埋蔵されています。瓦の製造で重要な要素である原土。井上瓦産業では淡路島から採取できるこの良質な原土を厳選し使用しています。
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02. 供給・原土処理(再ブレンド)
粘土業者からそれぞれ配合処理をされた原土を自社で再ブレンド。
一に土というぐらい瓦の品質は土で決まります。 -
03. 土練
再ブレンドした原土を真空土練機を用いて土中の空気を抜き原土の密度を高め土を練ります。
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04. 成形
瓦の大きさにカットされた荒地(土練機から押し出された粘土を瓦の形に切断した状態)をプレス機で瓦の形にします。
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05. 乾燥
約5〜7日かけて窯の余熱等を使いゆっくり乾燥させます。
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06. 吐け土塗布
微粒子のクレーを水に溶いたものを、素地の表面のみに塗布。
これは淡路瓦独特の質感を滑らかにするのと、表面に土のアクが出るのを防ぐ効果があります。 -
07. 焼成
1005℃〜1010℃で約20時間かけてじっくり焼成。
900℃くらいまで冷却したあとブタンガスを注入。瓦の表面に炭素膜ができ、いぶし銀の美しさが生まれます。 -
08. 検査・選別
瓦の寸法を測定。形状や傷、色調などを検査選別していきます。
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09. 梱包
完成した瓦に傷が付かないよう、丁寧に梱包作業を行います。
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10. 出荷
各地方のお客様へと出荷されていきます。